にきびブログ
新しいニキビ治療薬「デュアック配合ゲル」が製造承認
ベピオゲル2.5%の発売日が明後日の4月1日に迫って来ましたが、
また新しいニキビ治療薬「デュアック配合ゲル」が登場し、3月26日に製造承認されました。
「デュアック配合ゲル」は
皮膚や毛包漏斗部でのアクネ菌の増殖抑制が期待できるリンコマイシン系抗菌薬のクリンダマイシン(以下CLDM)と、殺菌作用と角質剥離作用を有する酸化剤で、海外では尋常性ざ瘡の標準治療薬として50年以上使用されている過酸化ベンゾイル(以下BPO)を配合した外用剤です。
また、「デュアック配合ゲル」は尋常性ざ瘡治療剤としては国内初の配合剤となります。
つまりすでに使用されているダラシンTゲルとベピオゲルの両方の作用を持った治療薬になります。
日本での臨床試験の結果では
クリンダマイシン単独よりもデュアック配合ゲル群の方が、炎症性皮疹数が塗布2週間で62.5%、12週間で88.6%減少したという結果でした。
ただデュアック配合ゲルがBPO単独よりも効果が高いのかはまだ不明です。
いずれにしろニキビ治療にまた強力な治療薬が加わったのは間違いなく、
発売される日が待ち遠しいです。
投稿者 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック (2015.03.30)