具体的には思春期などで皮脂が多くなり、これに毛穴が詰まってくると皮脂が皮膚の下にたまってふくらんできて、白にきび(面皰)の状態になります。さらに皮膚の表面に存在するニキビ菌などがこれに感染すると赤くなって腫れてきます(丘疹)。これが進行すると膿んで痛くなってきます(膿疱)。
またストレスや紫外線の影響で活性酸素が増えると皮脂を酸化させて菌が感染しなくても炎症を起こします。
ニキビ治療はこれらの4つを治せばよいことになります。
しかし保険で行われるニキビの治療は、ニキビの原因に対する対症的な治療(症状を抑える治療)であるため、思春期のニキビのように時期が来れば改善するニキビにはよいのですが、大人のニキビの場合は効果があったとしてもいつまで治療を行えばよいのかは皮膚科医であっても誰も答えることができません。
その理由は治療をしていてもニキビ痕が改善せず、ニキビ痕が残っていることでニキビの再発を繰り返します。
このためニキビおよびニキビ痕を改善し、ニキビをできにくい皮膚にする治療としてレーザー等を利用した保険外治療があります。