名古屋市の佐井泌尿器科・皮膚科クリニック

プラズマ

プラズマシャワーによるニキビ・ニキビ跡治療「プラズマアクネ」

プラズマとは?
日常環境で気体状態が高温度および高電力でイオン化された固体、液体、気体に続く物質の第4の状態です。宇宙は99.999%プラズマで構成されています。

プラズマの医学的応用の歴史
医療分野におけるプラズマの利用は、創傷や手術用機器の滅菌として第二次世界大戦に遡ります。
ミュンヘン大学の新しい細胞生物学的研究によると、プラズマは細菌およびヒト細胞に異なる作用があります。細菌には破壊的作用があるのに対し、ヒト細胞には有益な刺激作用を持ち細胞再生を助けます。

プラズマのヒト皮膚への効果

プラズマのヒト皮膚への効果

プラズマは電気エネルギーを持つ電離した気体であり、皮膚の表面から表皮レベルまで作用します。電気エネルギーが外側から内側に流れると、その流れとともに強さが変化し皮膚の異なる部分に別々の効果をもたらします(図参照)レーザーと違い、プラズマは皮膚、血液、表皮組織には衝撃を与えず、皮膚疾患の治療、滅菌、吸収性、皮膚の再生、抗色素沈着、皮膚の弾力性の向上に効果が期待できます。

プラズマアクネとは
プラズマアクネハンドピースは細菌を除去し、必要な薬剤の皮膚組織への吸収を助けます。皮膚表面に導入された強力な低温大気圧プラズマが皮膚を滅菌し、電離ラジカルが皮膚再生、抗細菌、TDDS(経皮ドラッグデリバリーシステム)、肌の美白、コラーゲン生成など皮膚のトリートメントプロセスを刺激します。

ico_TDDS

TDDS
皮膚細胞を結合している細胞接着分子(CAMs)を切断し、驚異的な吸収力をもたらします

TDDS
ico_肌色調節効果

肌色調節効果
メラニン色素を抑制し、抗色素沈着化粧品の吸収力アップによる抗色素沈着効果があります

肌色調節効果
ico_殺菌

殺菌
強力な殺菌力でさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌を死滅させます

殺菌
ico_皮膚再生

皮膚再生
コラーゲンおよび線維芽細胞の生成を刺激して皮膚老化を防止します

皮膚再生01

皮脂減少効果

皮膚再生02

以上からニキビに対する効果をまとめると
1.TDDS

皮膚細胞を結合している細胞接着分子(CAMs)を切断し、ニキビ治療薬の効果を高めます。
2.肌色調節効果

メラニン色素を抑制し、さらに医療用美白剤の吸収力アップによるニキビ跡の色素沈着を改善します。
3.殺菌作用
強力な殺菌力でさまざまなニキビ菌を死滅させます
4.皮膚再生
コラーゲンおよび線維芽細胞の生成を刺激してニキビ跡を改善します
5.皮脂減少効果
皮脂を減らしニキビをできにくくします。

臨床写真

臨床写真01

4回治療後

臨床写真02

4回治療後

プラズマアクネ
1回 16,500円(税込)
2週間に1回、4〜8回

治療に伴う主なリスクは軽い火傷です。
主な副作用は火傷を生じた場合はかさぶたができ、赤みや色素沈着が残る場合があります。

iTED(マイクロプラズマとインパクト)によるニキビ・ニキビ跡治療

マイクロプラズマRFを照射するLegato II

マイクロプラズマRFを照射するLegato II

Legato(レガート)IIは新しい原理のフラクショナルRF
これは従来の高周波治療器「テノール」を改良し、フラクショナル(点状)に高周波を出すことで発生したマイクロプラズマが皮膚にアブレージョンと熱変性を生じることで、コラーゲンの合成と収縮を期待し、シワやたるみを改善します。
さらにマイクロプラズマが発生させたオゾンでニキビ菌を殺菌し、活動性のニキビを沈静化させます。

さらに超音波を用いた画期的な薬剤導入システム「Impact(インパクト)」を併用することで相乗効果を期待できます。
これはマイクロプラズマで開けた小さな穴から「Impact」が超音波の圧力で薬剤を真皮深くまで注入(たたき込む)します。
使用する薬剤を工夫することでいろいろな応用が可能です。

主な特徴

  • ニキビ・ニキビ跡、瘢痕の治療が可能!

マイクロプラズマによりニキビ菌を殺菌しニキビをできにくくします。
表皮を削り真皮に熱損傷を与えることで、ニキビ跡が改善します。
クレータだけでなく隆起した肥厚性瘢痕やケロイドにも効果があります。

  • 肌全体の若返りが期待できる!

Legato IIでアブレージョンと熱変性を生じた皮膚では創傷治癒機転でコラーゲンが合成され、熱によりコラーゲンが収縮するので、肌全体のスキンリジュビネーション(若返り)治療が期待できます。

  • 従来のレーザー治療のリスクである炎症後色素沈着の発生が少ない

従来のフラクショナルレーザーは強く照射しすぎると炎症後色素沈着のリスクがありましたが、legato IIによるマイクロプラズマ治療は炎症後色素沈着の危険性がきわめて少ないのが特徴です。

こんな方にオススメ

  • ニキビ跡(陥凹)だけでなくニキビもまだ繰り返す方
  • 他のニキビ跡(陥凹)治療で改善が認められない方
  • イントラセルを照射するほどでもない方、イントラセルよりも痛みの少ない治療を望む方
  • 対象はニキビ・ニキビ跡、瘢痕、スキン・リジュビネーション(しわ、たるみ、I2PLフォト美顔後にお勧め)、

痛み

マイクロプラズマRF照射中はぴりぴりとした熱い痛みがあります。
インパクト治療時は超音波による耳障りな大きな音が聞こえます。
照射後、肌の色は全体にやや赤くなって、ひりひりしています。この赤みは3−4日で引きます。
微小な穴を開けますので、軽度の出血を伴い皮下出血となる場合があります。
※この治療で副作用が生じることは非常に稀ですが、プラズマで発生した熱で火傷等を生じる可能性があります。

所要時間

約60分

施術回数

・2〜4週間に1回
・スキン・リジュビネーション3~5回
・ニキビ・ニキビ跡の場合:6~10回

Legato II(レガート)

Legato II(レガート)

レガートのハンドピースは小さい針状のと突起がついたローラーになっていて
これを縦・横、2方向に転がしマイクロプラズマで皮膚に熱損傷を伴った穴を開ける。

Impact(インパクト)

Impact(インパクト)

レガートで開けた穴から超音波で薬剤を圧入するインパクト。

インパクトで圧入される薬剤のイメージ図

インパクトで圧入される薬剤のイメージ図
インパクトで圧入された色素

インパクトで圧入された色素

料金(税込表記)

ニキビ・ニキビ跡、瘢痕 (顔全体)55,000円/回
(前額以外)44,000円/回
(瘢痕)5X5cmまで 11,000円/回

瘢痕部分治療の方のみ
インパクト用の先端のチップは滅菌できないため、個人専用のものを購入していただきます。初回のみ別途11,000円必要です。

iTEDの症例1(当院)

スキンリジュビネーション(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例1(当院)

照射前と照射4週間後の写真です。頬が引き締まっています。

iTEDの症例2

スキンリジュビネーション(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例2

照射前と2回治療後の写真です。しわが浅くなっています。

iTEDの症例3

スキンリジュビネーション(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例3

照射前と3回治療後の写真です。しわが浅くなり、目立たなくなっています。

iTEDの症例4

スキンリジュビネーション(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例4

照射前と4回治療後の写真です。しわが浅くなっています。

iTEDの症例5(当院)

痤瘡瘢痕(上が治療前、下が治療後)

iTEDの症例5(当院)

照射前と照射4週間後の写真です。クレーターが浅くなり、目立たなくなっています。

iTEDの症例6

痤瘡瘢痕(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例6

照射前と2回治療後の写真です。クレーターが浅くなり、目立たなくなっています。

iTEDの症例7

痤瘡瘢痕(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例7

照射前と3回治療後の写真です。クレーターが浅くなり、目立たなくなっています。

iTEDの症例8

痤瘡瘢痕(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例8

照射前と1回治療後の写真です。クレーターが浅くなり、目立たなくなっています。

iTEDの症例9

瘢痕(左が治療前、右が治療後です。)

iTEDの症例9

照射前と2回照射2週間後の写真です。肥厚した瘢痕が平坦になり、目立たなくなっています。

iTEDの症例10

瘢痕(左が治療前、右が治療後)

iTEDの症例10

照射前と2回照射後の写真です。肥厚した瘢痕が平坦になり、目立たなくなっています。

iTEDの症例11

瘢痕(左が治療前、右が治療後)

iTEDの症例11

照射前と4回照射10日後の写真です。肥厚した瘢痕が平坦になり、目立たなくなっています。

すべての症例で
治療に伴う主なリスクは軽い火傷です。
主な副作用は火傷を生じた場合はかさぶたができ、赤みや色素沈着が残る場合があります。

「治療方法」
洗顔後顔全体にプラズマを照射します。痛みはなく少し熱い程度です。 治療後は薬剤の浸透性が高まっているので、ビタミンCを塗布します。

「メリット」
プラズマアクネは細菌を除去し、必要な薬剤の皮膚組織への吸収を助けます。皮膚表面に導入された強力な低温大気圧プラズマが皮膚を滅菌し、 電離ラジカルが皮膚再生、抗細菌、TDDS(経皮ドラッグデリバリーシステム)、肌の美白、コラーゲン生成など皮膚のトリートメントプロセスを刺激します。

「デメリット(副作用)」
治療に伴う主なリスクは軽い火傷です。 主な副作用は火傷を生じた場合はかさぶたができ、赤みや色素沈着が残る場合があります。

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